
「サーバーの管理画面に『転送量』という言葉が出てきたが、よく分からない」「突然サイトが重くなったり、表示できなくなったりすることがある」といった経験はありませんか?そのトラブルの原因として、転送量の超過が関係しているケースは少なくありません。本コラムでは、Webサイト担当者が押さえておきたい転送量の基礎知識と、安定運用のためのポイントをご紹介します。
転送量(データ転送量・トラフィック量とも呼ばれます)とは、Webサイトへのアクセスによって発生するデータのやり取りの量を指します。ユーザーがサイトのページを表示するとき、サーバーから画像・テキスト・動画などのデータがユーザーのブラウザへ送信されます。この送受信されるデータの総量が転送量です。単位はGB(ギガバイト)で表されることが多く、アクセス数が増えるほど、またページ内のコンテンツが重いほど、転送量は大きくなります。
転送量の概念が重要なのは、サーバーやCMSの契約プランに直結するからです。多くのレンタルサーバーでは、月間の転送量に上限が設けられています。この上限を超えると、サイトの表示が遅くなる、最悪の場合はサイトにアクセスできなくなる、といった問題が発生することがあります。Webサイト担当者にとって、転送量は日頃からモニタリングすべき重要な指標のひとつです。
転送量が急増するケースとして、まず挙げられるのがアクセス数の急増です。SNSでのバズや、メディアへの掲載などをきっかけに短期間でアクセスが集中すると、転送量が急増します。キャンペーンページや特集記事など、拡散を想定したコンテンツは事前にサーバー容量を確認しておくことが大切です。
次に、重たいコンテンツの配置も原因となります。高解像度の画像、長尺の動画、PDFファイルなどをサイト上に配置すると、1回のアクセスあたりの転送量が大きくなります。たとえば最適化されていない画像が1枚3MBあり、月に1万PVがあれば、それだけで約30GBの転送量が生まれます。
また、外部からの直リンク(ホットリンク)にも注意が必要です。他サイトから自サイトの画像ファイルなどに直接リンクされると、自分のサーバーから転送が発生し続けます。気づかないうちに転送量を消費しているケースもあるため、定期的な確認が必要です。
転送量はサーバーの管理画面で確認できるほか、Google Analyticsなどのアクセス解析ツールと合わせて確認することで、どのページやコンテンツが転送量を多く消費しているかを把握できます。管理・削減のポイントとしては、画像や動画ファイルの圧縮・最適化、CDN(コンテンツデリバリーネットワーク)の導入によるサーバー負荷の分散、不要なファイルやページの削除、キャッシュの適切な設定などが挙げられます。
転送量はWebサイトの安定運用に直結する重要な指標です。「サイトが突然重くなった」「表示できなくなった」という事態を未然に防ぐためにも、日頃から転送量を意識してモニタリングする習慣をつけることが大切です。アクセス解析を活用しながら、転送量の推移を定期的にチェックしてみましょう。
また、インフォネットでは、皆さまのお役にたてる情報発信の場として、オンラインセミナーを定期的に開催しております。
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この記事を書いた人
インフォネット Webコミュニケーション部 マーケティング担当
広告代理店・制作会社での営業・ディレクター経験を経て、2019年インフォネット入社。広報・プロモーション業務を経て、現在は新規プロダクトを中心としたマーケティングを担当。企業のWebサイト運用に関わる担当者向けにコンテンツ企画・執筆を行っている。
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