造園建設業の振興と資格認定を担う一般社団法人日本造園建設業協会様。サイトの課題は長年認識されていたものの、リニューアルにあたり何から手を付けるべきかわからず、踏み切れずにいました。
当社は約1年間、課題整理から予算計画まで並走。信頼関係を築いたうえで、会員や資格取得希望者が迷わず必要な情報にたどり着けるサイトへと刷新しました。

同協会は複数の資格制度を運営する業界団体で、公式サイトには構築から10年以上が経過し、デザインの陳腐化・スマートフォン非対応・情報構造の複雑化・更新ツールの拡張性不足と、課題は多岐にわたっていました。
しかし担当者は、これらを認識しながらもリニューアルに踏み出せずにいました。理由は、何から着手すべきか判断がつかなかったことです。専門的な知識がない中で、優先順位の付け方も、進め方の全体像も見えず、「必要性は感じているけれど、どう動けばいいか分からない」という状況が長年続いていました。
そこで当社は、こまめなヒアリングを重ねながら現状の課題を一つひとつ整理。専門知識がなくても判断できるよう、選択肢や進め方を分かりやすく提示し、約1年間にわたって課題整理から予算計画まで並走しました。この丁寧なコミュニケーションの積み重ねが、担当者との信頼関係を育んでいきました。
その結果無事に予算が確保され、プロジェクトはスムーズにスタート。こうして約1年間の並走が、リニューアルへとつながりました。
リニューアルの方針は「利便性の向上と情報発信力の強化」です。当社はまず同協会のターゲットユーザーを「正会員・賛助会員」「資格取得を目指す造園建設業関係者」「一般の方」の3層に整理。それぞれが求める情報は異なるため、トップページにターゲット別メニューを設置し、関連コンテンツへワンクリックで到達できる導線設計を採用しました。
ナビゲーションも全面的に見直しました。資格・人材育成・協会案内など、コンテンツの種類と優先度を整理し直し、情報量の多い資格関連ページはグルーピングと階層整理を実施。重複ページや導線上で孤立したコンテンツも棚卸しすることで、サイト全体のスリム化と一貫性の確保を図りました。
スマートフォン対応も重要課題のひとつでした。レスポンシブデザインを採用し、どのデバイスからでも最適なレイアウトで閲覧できるよう設計。さらに10年以上変わっていなかったデザインは、「信頼感と親しみやすさ」を両立した現代的な表現へと刷新しました。
リニューアルのもう一つの柱が運用基盤の刷新です。従来は更新ツールの拡張性が低く担当者の負荷が大きかったため、当社独自のCMS「LENSAhub」を導入しました。
圧倒的な操作性をもつLENSAhubを導入したことで、担当者自身がお知らせや資格情報を素早く公開できる体制が整いました。またAmazon CloudFrontによるコンテンツ配信の高速化と負荷分散を採用しており、イベント告知やニュースリリース時のアクセス集中にも安定して対応できる設計としています。これにより、協会の活動が注目を集める場面でも、サイトが止まることなく情報を届け続けられる環境になりました。
こうした基盤整備と並行して、問い合わせ対応の負担軽減にも着手。FAQページの整備とサイト導線の見直しにより、ユーザーが自己解決できる情報環境を整備し、担当者の対応工数を軽減しました。同協会はリニューアルを足がかりに、造園建設業界の発展を支える団体として、より多くの方へ活動・資格制度を届けるサイト運営へと歩み始めています。


事業部 小島氏
事業部 箭内氏
総務部 大垣氏